美味しい和菓子選手権
いつからだろう。
乳製品を口にすると、お腹を下す体になった。
牛乳をふんだんに使う洋菓子も食べられなくなって、
僕は自然と和菓子を好んで食べるようになった。
最近は仕事で地方に出張することが多くなったけど、
家族へのお土産に選ぶのはやっぱり和菓子だ。
それもあって和菓子にはだいぶ詳しくなった。
たぶん辛党の人よりは詳しいと思う。
そこで今日は、
おすすめの和菓子を地方ごとに紹介しようと思う。
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1. 北海道代表 該当なし
待って、ブラウザバックしないで!
仕方ないんだ。
北海道のお菓子ってだいたい牛乳使ってるんだ。
北海道は決して悪くない。悪いのは僕の胃腸。
あ、まだ食べたことはないんだけど、
六花亭の『ひとつ鍋』っていう最中は気になってる。
鍋を模した最中の中に餡とお餅が入ってるらしい。
あと、和菓子じゃないけど
『じゃがピリカ』は美味しくて何度も買った。
2. 東北代表 桃生茶福(ものうさふく)
原材料名▶︎ もち米(宮城県産)、砂糖、生乳、いんげん豆、粉茶(宮城県石巻市産)、抹茶(国産)、加工デンプン、酵素
牛乳使ってるやんけ、ってね。
なぜか分からないけど僕のお腹は無事だった。
致死量に満たなかったらしい。
食べたら分かるけど、本当に新感覚の大福。
桃生という地域の冷涼な気候で育まれたお茶の風味が白餡クリームと合わさって、嫌味のない甘さを演出している。
頬張る瞬間に立つお茶の香りがすごい。
Twitterで検索するとみんな「何だこれ」って言ってる。
仙台駅のお土産コーナーで買えるので、ぜひ。
これ本当に美味しいので。
3. 関東代表 亀十(かめじゅう)のどら焼き
地方の人は知らないと思うけど、東京ではどら焼きで有名な「亀十」「うさぎや」「黒松本舗 草月」をまとめて「東京三大どら焼き」なんて呼んだりしている。
最近はこの三店に「松風」を並べる人も多い。
どのお店のどら焼きも美味しいんだけど、
亀十のどら焼きを初めて食べたときは腰を抜かした。
生地の柔らかさが異次元。
餡がしっかり入ってるのでメンズも大満足。
浅草ってただでさえ人が多いんだけど、このお店の行列の長さは半端じゃない。
一時間ぐらい並ぶことも珍しくないので、もしお土産で誰かから貰うことがあったらちゃんとねぎらってあげましょう。
相当な苦労をして手に入れてくれたはずだから。
4. 中部代表 揚萬念(あげまんねん)
あの福山雅治もドラマ撮影現場のスタッフへ大量に差し入れたという、沼津発『菓子舗あまの』の傑作。
少し前まで東京の吉祥寺にも店舗があったけど今は閉店していて、関東だと鎌倉に一店舗あるのみ。
この揚萬念を一言で説明すると、かりんとう饅頭。でもあの餡のしっとり感と生地の上質さは一度食べるまで分からないと思う。
通販で取り寄せるとクール便で届けてもらえるんだけど、常温で放置して半解凍状態になったときのサクッとした食感が個人的に好き。
5. 関西代表 けし餅
堺に本店を構える小島屋は、創業以来300年以上にわたって家伝の製法を守り続けた由緒正しい和菓子屋さん。
新大阪の売店で買ったんだけど、文句なしに美味しい。
お餅にまぶしてあるけしの実の香味が何とも上品。
関西だと面白いネーミングのお土産も多いけど、
冗談が通じない人にお土産を買うときは迷わずこれを。
6. 中四国代表 生絹豆子郎(すずしとうしろう)
インスタ映えはしないけどまじで美味しい。
もみじ饅頭と本気で迷ったけど、僕は山口県出身なのでやっぱりこっちを贔屓してしまう。
これ、いわゆる外郎なんだけど、そもそも名古屋と山口の外郎は決定的な違いがある。
名古屋:主な原材料は米粉
山口 :主な原材料はわらび粉
山口の外郎は、とにかくぷるっぷるさが違う。
で、この『生絹豆子郎』は「生絹」と冠しているだけあって、普通の外郎よりもさらに舌触りがなめらか。まさに絹のような仕上がりになっている。
ちなみに日持ちしないのでお土産には向かない。
自分へのご褒美として新幹線の中で食べると良し。
7. 九州代表 梅ヶ枝餅(うめがえもち)
太宰府の名物和菓子。
一言で言えば餡の入ったお餅なんだけど、特徴的なのはこのお餅の皮の薄さ。
この薄さが何とも言えない、気持ちのいい歯ごたえを与えてくれる。餡は甘すぎないから最後まで飽きることなく楽しめる。
九州のお祭りでたまに梅ヶ枝餅の出店を見かけるけど、いつも行列がすごくて心が折れそうになる。
食べたことがない人は並んででも買ったほうがいい。
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以上。
本当にどれもおすすめなので食べてみてほしい。
アフィリエイトとかやってたら
もっと本気でプロモーションするんだけどな。