高級革靴の見分け方
2019年の抱負は「革靴を大事に履くこと」。
お正月に有楽町のマルイメンズで買った革靴は「スコッチグレイン」という国産ブランドで、値段は6〜7万円だった。
基本的にケチな性分なので、みんなが思う以上に本人は高い買い物をしたと思っている。
靴べらも買わされたし。
ともあれ、良い靴に出会えたと思っている。
スコッチグレインはクッション素材にコルクを使っているらしいんだけど、個人的には本当に良い履き心地だなと。
靴を大事に履こうと思ったそもそものきっかけは、新卒採用の仕事をすることになったからだった。
曲がりなりにも会社の顔として学生の前に姿を晒すわけだし、いつまでもダサい革靴を履いているわけにはいかなかった。
で、お正月にスコッチグレインを買って、採用関係の仕事が入っている日だけこれを履こうと決めた。
毎日履くんじゃなくて、大事な日にだけ履く。
そうすれば靴の劣化が早まることもないだろうと。
その読みは甘かった。
就職フェアで学生に踏まれた。
爪先がちょっとえぐれてる。メロスは激怒した。
泣きそうになりながら家に帰り、
僕は革靴の傷を消してくれる業者を探し回った。
表示された結果の中から適当に業者を見繕って、
藁にもすがる思いで見積もりを依頼。
すると、革靴の状態を写真で送ってほしいとの指示が。
僕は言われたとおりに革靴を脱ぎ、カメラを起動した。
そこで、あることに気付いた。
あれ、この穴は一体…?
両足のかかと付近に、見覚えのない穴。
気持ち悪いなと思いながら、
爪先とかかとの写真を業者へ送信。
すると、こんな返事が。
「かかとの穴は職人が手製で靴を作った証です」
あー、知ってた知ってた!(汗)
難しいことはよく分からないんだけど、職人さんが革靴を作る過程でこの位置に釘を打つらしい。機械で大量生産する場合はこの作業が必要ないので、穴が空くことはないらしい。
良い靴のかかとには穴が空いている。
なるほど、そうなのか。
皆さんも高い靴を履いていそうなお偉いさんに会ったときには、革靴のかかと部分に注目してみては?
ちなみに、
爪先の修理にかかる金額は1万円+送料とのこと。
ケチな性分なのでやはり悩みます。